リー・ピアソン (馬術選手)

2008年の北京パラリンピックからの凱旋パレードに参加したリー・ピアソン

リー・ピアソンSir David Lee Pearson CBE 1974年2月4日- )は、イギリス馬術競技選手。イギリス代表選手として、2019年時点で、5回のパラリンピックに出場し、11個の金メダルを獲得した。パラリンピックに大陸別の大会や世界選手権大会を含めると、合計で30個以上の金メダルを手にしている。

生い立ち

ピアソンには先天的に多発性関節拘縮症(英語版)がある[1]。1980年に当時の首相、マーガレット・サッチャーが「ダウニング街10番地」こと首相官邸に、ピアソンを抱きかかえて招き入れ、「勇気のある子ども賞」(Children of Courage medal)を授与した[2]

ピアソンは1996年のアトランタ・オリンピックを見てやる気になり、プロフェッショナルな馬術選手になることに決めた[3]。続く2000年から2016年までの5回のパラリンピックに、馬場馬術、フリースタイル・ドレサージュ、馬場馬術団体で出場し、多数のメダルを得た。

ピアソンは、2012年のロンドン・パラリンピックでフリースタイルで優勝を逃したことについて、イギリス人審判が非常に厳しい採点をしたと述べ、次回大会(リオデジャネイロ・パラリンピック)では別の馬で出場するとした[3]

ピアソンはスタフォードシャーに自身の練習用馬場を持ち、イギリス各地で乗馬を教えている。

私生活

ピアソンはスタッフォードシャーで自分の馬場馬術場を経営し、英国各地で多くの馬場馬術を教えている。 リー・ピアソンはイギリスのチェドルトンで生まれた。 ピアソンは英国チームの最初のオープン ゲイ メンバーであり、LGBTQ+ の権利の擁護者でもある[4][5]。 2020年、15歳の里子のひとり里親になった[6]

出典

  1. ^ “‘Dance’ of the Paralympics Dressage Horse and Rider”. ams vans (2012年12月12日). 2019年8月21日閲覧。
  2. ^ “Lee Pearson getting a helping hand from Margaret Thatcher, 18th December 1980. Artist: Unknown”. 2019年8月21日閲覧。
  3. ^ a b “Paralympics 2012: Lee Pearson takes dressage bronze”. BBC Sport (2012年9月3日). 2019年8月21日閲覧。
  4. ^ “Lee Pearson proves once again he's a true British icon with more Paralympic glory” (英語). The Independent. (2021年8月26日). https://www.independent.co.uk/sport/olympics/paralympics/lee-pearson-dressage-gold-medal-b1909254.html 2021年8月30日閲覧。 
  5. ^ “'Love has to prevail': Pearson sends LGBTQ+ message of support after gold” (英語). The Guardian. (2021年8月26日). http://www.theguardian.com/sport/2021/aug/26/love-has-to-prevail-pearson-wins-gold-and-sends-message-to-lgbtq-community 2021年8月30日閲覧。 
  6. ^ “TOKYO 2020 PARALYMPICS - BRITAIN'S LEE PEARSON WINS 12TH PARALYMPIC DRESSAGE GOLD, GEORGIA WILSON TAKES BRONZE”. Eurosport.com. 2021年8月30日閲覧。