ニゲロース

ニゲロース[1]

(2R,3S,4R,5R)-2,4,5,6-テトラヒドロキシ-3-[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-イル]オキシヘキサナール

別称
サケビオース
識別情報
CAS登録番号 497-48-3
PubChem 439512
MeSH Nigerose
  • C(C1C(C(C(C(O1)O)O)OC2C(C(C(C(O2)CO)O)O)O)O)O
特性
化学式 C12H22O11
モル質量 342.29648
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ニゲロース (nigerose) は、グルコース2分子が α1-3結合で結合した、二糖の一種である。コウジカビ (Aspergillus niger) が生産する多糖のニゲランは、ニゲロースがポリマーになったものである。またニゲロースという名前は、コウジカビの種名の niger から名づけられた。の中から発見されたため、サケビオース (sakebiose) とも呼ばれる。蜂蜜みりんにも含まれる。また、日本語から名前がついた二糖には、ほかに麹から発見されたコージビオースがある。食品に添加することで、味質改善、煮崩れ防止、色素退色抑制などの効果が期待できる。

脚注

  1. ^ Nigerose - Compound Summary, PubChem.


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